この秋は続けざまに無敗の3冠牝馬、3冠牡馬が誕生。そして、畳み掛けるように先週の天皇賞・秋ではアーモンドアイが史上初となる芝GI8勝目を挙げた。四の五の言わせない、強いものは強いという姿にスカッとした心持ちに。 今週はそんな緊張感に包まれたGIの合間ではあるが、GII京王杯2歳S(7日=東京芝1400メートル)には興味深い一頭がエントリーしている。大江原厩舎所属のユングヴィの父はミュゼスルタンというマイナー血統。初年度の3頭すべてが大江原厩舎の管理馬という“超レア物”だ。 ミュゼスルタンを少しおさらいすると、2014年夏デビューで新潟2歳Sをレコード勝ち。厩舎の過去2頭の重賞ウイナーのうちの1頭であり、NHKマイルC3…