芝の状態を示す新たな指標として、JRAは先月11日から「クッション値」を公表している。クッション値の数値が高ければ馬場が硬く、逆に低ければ軟らかいことを示す。4回中山開催を例に取ると、クッション値はおおむね9?10台と標準からやや硬めで推移。そういう馬場なら時計も出そうなものだが、実際は「今の中山は例年以上に時計がかかる」との声が多かったのはなぜなのか? 「時計がかかるといっても、その理由はひとつじゃないからな」とは先週のスプリンターズSにモズスーパーフレアを出走させた音無調教師だ。 「馬場が硬いのに、時計がかかるということは、芝丈の長さが関係しているんじゃないかな。雨の影響を受けた今年の高松宮記念と…