「凱旋門賞・仏G1」(4日、パリロンシャン) エネイブルとの対決を心待ちにしていたファンは、思わずため息をこぼしたことだろう。愛国のラブ(牝3歳、A・オブライエン)が1日、出走を回避した。陣営はかねてから道悪になった場合は回避する可能性を匂わせており、週末の悪天候が確実となったため、迅速に決断した模様だ。 同馬は英オークスやヨークシャーオークスなどG1を4勝。大手ブックメーカーでは一時、エネイブルを上回るほどの人気となっていた。 “2強”から“1強”へ。唯一の日本馬ディアドラ、そして武豊騎乗のジャパンは伏兵の域を出ないが、強敵が1頭減ったことで、多少なりともチャンスが到来する瞬間が訪れ…