昨年10月30日に新潮社から上梓された競馬小説『ザ・ロイヤルファミリー』が、「すぐれて物語性を有する新しい文芸作品一篇に授賞する」文学賞である山本周五郎賞を17日、受賞した。2019年JRA賞馬事文化賞に続く快挙となった。 作者の早見和真氏は、競馬ファン歴約30年。2008年に小説家としてデビューし、デビュー作の『ひゃくはち』がいきなり映画化。2014年に上梓された『イノセント・デイズ』では第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞している。…