去る8月13日?15日に開催された門真国際映画祭2020において、引退競走馬の現実を描いたドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」が大阪府知事賞に選出され、先に発表されていたドキュメンタリー部門の優秀作品賞とのダブル受賞となった。 受賞理由について門真国際映画祭運営事務局代表の奈須崇氏はこう記している。 「馬に感情があり、その感情が他の動物よりも深いからこそ、競走馬の引退後の余生を気にかける人々が多くいる。私達が見かける馬はどこか従順で、人からの命令に従い、何かの職務に就いている。それが馬です。ですが、それは決して馬ではなかったと御作は伝えてくれています。馬が広大な地で遊ぶ。人と遊ぶ。本来…