松永昌厩舎の中山義一助手(64)が、20日付で定年を迎えた。大学卒業後、スキー(資格最上級のクラウンを持つ)、サーフィン、車、バイクなど多彩な趣味から選んだのが馬乗りだった。「波乗りはハワイの子に勝てない。食べていけるなら馬乗りかな、と。父親(義次さん)がジョッキーで、馬に乗るのが好きだった。目方が軽い分、適していたんだろう。自分で操作できるし、ちょっと危険なぐらいが面白い」と笑う。 厩舎解散まで北橋厩舎に所属し、エイシンプレストン、スターリングローズなど、多くの重賞ウイナーを調教した腕利き。そして当時、厩舎の所属騎手だった福永の兄貴分だった。「ユーイチが幼稚園の時から知ってる。初めの頃は…