入社以来、二十数年を中京スポーツの営業部員として過ごしてきた私にとって、2014年にチャンピオンズCが加わるまで、長く中京競馬場で開催される唯一のGI競走だった「高松宮記念」は愛着のあるレース。その中でも12年の第42回開催は特に印象に残っている。 この年の中京競馬場は、約2年の大規模改修工事により、それまでの平坦小回りコースから、直線の長い本格コースに生まれ変わった、いわばニュー中京競馬場元年。当然、営業的にもたくさん仕事をいただいたし、3月のオープニング開催には生のJRA観戦に飢えた名古屋周辺の競馬ファンが連日詰めかけ、特に高松宮記念当日は身動きひとつに苦労していたことを思い出す。 そんな思い出深い…