先日、都内で開催されていた「魂のモノ語り シベリア抑留展」に足を運んだ。太平洋戦争の敗戦後、数多くの日本兵がソ連軍に捕虜として厳寒のシベリアに抑留され、収容所などで過酷な労働を強いられた。再び祖国の地を踏むことなく、数万もの尊い命が失われた。死と隣り合わせの極限状態において、日本兵が食器や衣類を自…