差のない一定ラップが連続する特殊なレース 着差は大きくなかったが、ゴール寸前は2番人気に支持された4歳シックスペンス(父キズナ)と、同じ4歳の上がり馬エコロヴァルツ(父ブラックタイド)のマッチレースに近い快時計の決着だった。 これでシックスペンスは芝1800m3戦[3-0-0-0]。すべてGIIの「スプリングS、毎日王冠、中山記念」を制したことになった。ハナ差2着に惜敗したエコロヴァルツも、右回りの芝1800mに限れば[3-1-0-0]。 かつて中山記念はリピーターの快走が多く、「中山1800mはスペシャリストの距離」と形容された時代があった。だが、世代交代の早くなった近年は若い4歳、5歳馬の好走が多く、距離適性よりスピード能力と上昇…