陣営は憤怒の表情 今後も議論の的か オーストラリアにおける国民的行事で、”Race that stops the nation(=国の動きを止めるレース)“と称されるG1メルボルンC(芝3200m)が、昨日(11月5日)、フレミントン競馬場で行われた。 ここでは、そのレース結果ではなく、施行にいたるまでの背景で見られた、主催者による「厳しすぎる獣医検査」について記したい。 今年のメルボルンCへ向けた「前売り」で、1番人気の座に就いていたのは、アイルランドからの遠征馬ヤンブリューゲル(牡3)だった。2019年のG1愛ダービー(芝12F)勝ち馬ソヴリンの全弟という良血馬で、クールモアグループの所有馬としてエイダン・オブライエン厩舎に入厩した同馬。デビ…