“馬に乗らない”会員!? 画期的な試みで馬たちが長く活躍できる場所を──Horse Space 紡(2)

  • “馬に乗ること”だけに固執していては… 『Horse Space 紡』を運営する仲嶺美波さんは、元々は医療関係の仕事をしていた。 「知人に連れられて競馬場に行ったのがきっかけで、乗馬クラブに通うようになりました」  馬術競技会にも出場するほど夢中になった。だが幾度となく脚元の故障や不調で休養する馬たちを目の当たりにして、馬たちの犠牲の上で競技をすることに疑問を感じた。馬と距離を置いた時期もあったという。  そんなある日、仲嶺さんが以前籍を置いていた乗馬クラブからミント(前回も登場)という馬がいなくなったと友人から知らされた。  ミントはクラブ会員の練習用の馬として活躍していたが、精神的に不安定になり噛みつい

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