先週、月刊誌「優駿」の取材で、2年ぶりに阪神競馬場に行ってきた。 やはり、競馬場のスタンドで見るレースはいいものだ。入場制限があって場内が静かだったからだと思うのだが、引込線の先にあるゲートの開く「ガッコン」という音が、馬たちが飛び出してからコンマ何秒か遅れて直接耳に飛び込んできたときには、ちょっと感動してしまった。 その数日前、都内のホテルでS社の担当編集者ハンちゃんとランチミーティングをした。ハンちゃんに大阪杯の本命を訊くと、「ポタジェから買おうと思っています」と答えた。「ほう、ルージュバックの弟だから、いつ走ってもおかしくないよね」 私はそう言いながらも、まあ、来ないだろうと思って…