星になったキョウエイボーガン(1)たくさんの愛情に包まれた第二の馬生

  • “ヒール役”だったボーガンの穏やかな晩年  キョウエイボーガンが満32歳(明け33歳)で天に召されたのは、2022年の元日の朝のことだった。持病の蹄葉炎により立ち上がれなくなり、安楽死という決断に至ったという。  キョウエイボーガンの取材をしたのはおよそ6年前の2015年秋だった。育成時代にボーガンに跨った経験があり、競走馬としてデビューしてからも応援していたという小島茂之調教師とともに、群馬県にある乗馬クラブアリサを訪ね、当コラムで取り上げた。初めて見るボーガンはとても小柄で、小島師から首をマッサージされて気持ち良さそうに身を任せていた姿が印象に残っている。※当時のコラムはこちら 「ボーガンからオープン馬

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