【世界No.1ジョッキー】ランフランコ・デットーリは一体何がスゴいのか?/後編

  • ▲96年シングスピールでジャパンC初制覇(撮影:下野雄規) 完成した騎乗フォームで日本GIを席巻  デットーリの日本での象徴的なレースといえば、マグニフィセント・セブンを達成した96年の秋、ジャパンCが挙げられる。騎乗していたのはシングスピール。  先行勢から勢いをなくした馬が徐々に脱落。残り400mを切ったあたりから、その年の凱旋門賞馬エリシオなども含め4頭が横一線となっての追い比べ。残り200mを切ると、日本の牝馬ファビラスラフインとシングスピールが馬体を併せての叩き合いとなり、まったく並んでのゴール。写真判定でハナ差の決着にはなったのだが、デットーリはゴール直後に高々と右手を上げ、勝利をアピールした。特筆す

あなたにおすすめ

©NetDreamers