アーモンドアイの記録を更新する「2分20秒3」の世界レコード 頂点のビッグレースにふさわしい、壮絶なゴール寸前のチャンピオンホースの競り合い、しのぎ合いが展開された。久しぶりに国際レース「ジャパンC」らしい日本馬と、世界のトップホースの1頭との大接戦だった。 パドックでは全出走馬が光って見えたが、4歳セン馬フランスのカランダガン(父グレンイーグル)の落ち着き払った気配、456キロのどちらかといえば小柄な馬体は、見る角度によれば480キロくらいにも映った。スマートで、たくましく、かつ柔らかだった。 スタートにカギがあるとされたが、ほぼ互角の無難なスタートで、人気のマスカレードボール(父ドゥラメンテ)を射程…