能力全開に期待できる エリザベス女王杯は、世代を問わない牝馬の頂点にあるGI。ずっと以前から著名牝系に属する馬が大活躍してきた。近年は名門ファミリーではない馬など見当たらず、みんなが名牝系の良血馬だが、中でも人気の4歳牝馬レガレイラ(父スワーヴリチャード)は、3代母ウインドインハーヘア。その直仔ランズエッジ分枝の繁栄は強力で、4歳の菊花賞馬アーバンシック、今回対戦する桜花賞馬ステレンボッシュと「いとこ」の間柄になる。 レガレイラは3歳時に「有馬記念」を制し、ここまでまだ10戦[4-0-1-5]。さらに強くなる可能性を秘めている。 関西圏への遠征競馬に良績がないのが不安視されるが、3歳秋の「ローズS」は出負けし…