血統で振り返る菊花賞 【Pick Up】エネルジコ:1着 父ドゥラメンテは現3歳がラストクロップ。わずか5世代から3頭目の菊花賞馬を出したことになります。この3頭、タイトルホルダー、ドゥレッツァ、エネルジコは、配合的にほとんど共通点がなく、幅広い配合パターンから一流馬を出していることが分かります。 母エノラは独オークス(G1・芝2200m)の勝ち馬。ドイツの名門レットゲン牧場の生産馬で、初仔キジンゴの娘エルレは2024年に独オークスを勝ちました。母の父ノヴェールはアラジ(カルティエ賞年度代表馬、米最優秀2歳牡馬)の半弟にあたる良血で、ルアーヴル(仏ダービー)の父でもあります。 エノラが日本で産んだフォーテは、ダート短…