前走と本番では趣旨の違う競馬に 菊花賞は3000mという特殊な条件で、それゆえに予想の楽しみもあった。ただ最近は「筋金入りのステイヤー」という存在がおらず、中距離タイプが勝ち負けすることも多い。極端な穴狙いは難しいかもしれない。 ただ、トライアル重賞の結果が微妙に変わってくることはある。神戸新聞杯はエリキングが勝ったが、当時は道中に13秒台のラップが3回あり、レースの上がりが33.1秒、勝ち馬は32.3秒という内容だった。菊花賞は距離ゆえに上がり最速の馬でも34秒台後半というのが普通。前走と本番はかなり趣旨の違う競馬になる。 エリキングはかなり折り合いを心配しているようなので、今回外枠を引いたのが痛い。消…