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【ハイセイコー物語】入厩/第3回

  • ■前回まで 新冠の武田牧場で生まれたハイセイコーは当歳時から評判馬だった。ハイセイコーは大井競馬場への入厩が決まる。一方、武田牧場の跡取りの武田博光は、英国ニューマーケットで運命的な出会いをしていた。  ハイセイコーは、旧2歳だった1971年の9月、東京都品川区の大井競馬場の伊藤正美厩舎に入厩した。 ──こいつはちょっと抜けているな。  騎手の高橋三郎は、初めてハイセイコーを前にした瞬間、特別なものを感じた。ほかの2歳馬と比べて馬格がまるで違うし、全身から漂う「気」のようなものにも重厚感がある。  馬房に入れたまま、素手やタオルで馬の背中をこするなどして、鞍を置く準備をする。そうした馴致(じゅんち)も騎

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