またひとつ「競馬界の七不思議」がなくなった。 先週の第59回スプリンターズSを三浦皇成騎手が乗る11番人気のウインカーネリアンが優勝。デビュー18年目の三浦騎手は、JRA・GI参戦127戦目にして嬉しい初制覇を遂げた。これがJRA通算1121勝目。交流GIは勝っていたが、史上初めてJRA・GI未勝利のまま通算1000勝を達成していた。これからもおそらくそういう騎手は現れないだろう。普通、1000勝もする腕のいい騎手は途中のどこかでGIを勝つし、GIを勝てないのにこれだけ良質な騎乗依頼がつづき、結果を出しつづける騎手というのは珍しい、というか、彼以外にいなかった。 この勝利により、「三浦皇成はなぜかGIを勝てない」という「競馬界の…