日本馬の悲願とも言われるフランス・凱旋門賞。今年は前哨戦を勝った3頭が出走予定で、いつになく期待が高まっています。そのうちの1頭がアロヒアリイ。日本では1勝馬の身ながら、ギヨームドルナノ賞を快勝し、ヨーロッパの馬場への適性を感じさせました。 その根底に流れるのは母の父オルフェーヴルの血。そう、2012年凱旋門賞の直線で一度は先頭に立ち、勝利を強く意識させた馬です。内にヨレたことでソレミアに差されて2着となった同馬の口向き改善に取り組んだのは、当時池江泰寿厩舎の調教助手だった山元譲治氏。全日本高等学校馬術選手権大会で個人優勝の経歴を持ち、現在は育成牧場「JOJI STABLE」を立ち上げ奮闘します。 オルフェーヴ…