鞍上、調教師ともに久しぶりの重賞制覇 果敢に主導権を握った2番人気の5歳牡馬コスモフリーゲン(父スクリーンヒーロー)の快勝だった。レースの前後半1000mは「59秒4-61秒1」=2分00秒5。前後半の差が「1秒7」も生じた厳しいペースなので、最後は人気のドゥラドーレス(父ドゥラメンテ)にアタマ差まで追い詰められたが、「気分よく行かせようと思い切った競馬をさせた(柴田大知騎手)」の、強気だったと同時に、中身は計算し尽くしたような逃げ切りだった。 ゴールを過ぎた瞬間、次の一完歩で差し切られていたように見えるから、絶妙の逃げ切りに近い。無理することなく先手を奪うと、前半の半マイルは「46秒7」。少し気負うような行き脚でハ…