今春、51年に渡る現役生活に自らピリオドを打った的場文男元騎手。68歳6か月でステッキを置くまで7424勝(その他JRA4勝)の金字塔を打ち立てました。年間リーディングを獲ること21回という騎乗成績はまさしく“大井の帝王”と言えるでしょう。 7月2日の帝王賞を前に、今だから話せる“帝王賞”への本音を存分に語ってくださいました。また、明日公開予定の後編では、今年の帝王賞の見どころや予想をお届けします。 (取材・文:中川明美) プライドと誇りを懸けた名勝負…コンサートボーイ 今年3月に引退した際、地方競馬全国協会が実施した『的場文男騎手のベストレースファン投票』。 その第1位はボンネビルレコードで制した2007年帝王賞、…