前にも書いたように、今年の4月上旬あたりから左手の親指周辺に痛みを感じるようになり、病院に通いはじめた。 固定したり、消炎剤を塗ったり、痛み止めやビタミン剤を飲んだりしているうちに、何もしなければ痛みやしびれを感じることはなくなった。 最後まで残った症状は、親指の間接を思ったように曲げることができず、できたとしても付け根でカクンと引っ掛かり、わりと強い痛みを伴うことだった。 「ばね指ですね」 医師にそう言われた。指を酷使する人がなりやすいという。私は「親指シフト」という、親指を使うことの多いキーボードで40年近く原稿を書きつづけているので、そのせいなのか。 先週、ステロイド注射を打って…