直線では強い向かい風の影響も 荒れるハンデ戦「GIII・マーメイドS2000m」を引き継ぐ形になった6月の「府中牝馬S」は、当然のようにハンデ54キロ以下の軽ハンデ馬が上位4番人気までを占めた。 レースの流れは、東京の1800mとあって前後半の半マイル「47秒2-(11秒7)-47秒1」。予測された通り典型的な平均ペースに落ち着き、前半1000m通過は「58秒9」。少しも厳しい流れではなく各馬ともに余力はあるように映ったが、最後の直線に強い向かい風が待っていた。そのためこのペースなのにレース上がりは「35秒4」。 この展開なら軽ハンデ馬は33秒台後半か、34秒前半で伸びても不思議はないが、最速の上がりは最後方から差を詰めたウインエーデ…