後半の目玉は欧州長距離路線の大一番・G1ゴールドC 先週に引き続き今週は、「ロイヤルアスコット開催(6月17日から21日)」後半の主要競走を展望したい。 開催3日目(6月19日)のメイン競走に組まれているのが、欧州長距離路線の大一番G1ゴールドC(芝19F210y)だ。 このレースの22年と24年の勝ち馬で、長距離界の絶対エースとして君臨してきたキプリオス(牡7、父ガリレオ)が、古傷である環骨の炎症が再発したとして、5月27日に現役引退を表明。一転して、主役不在の混戦模様となっている。 A.オブライエン厩舎が、キプリオスの後釜となることを期待しているのが、イリノイ(牡4、父ガリレオ)だ。昨年のロイヤルアスコット競馬場で、G2クイー…