これまでとは異なる資質を要求される 牝馬三冠の二戦目にして一気に800mも距離が延びるオークスですが、近年の1着馬は軒並み3番人気以内。4番人気以下の勝利は2013年メイショウマンボ(9番人気)まで遡ります。 牝馬路線は力通りに決着しやすい阪神芝1600mを軸に競走体系が組まれているので紛れが生じにくいのが特徴。特に桜花賞の1番人気馬が単勝1倍台になる年は、オークスも平穏決着になることが大半。紛れても3着のみ、というケースがほとんど。 やはり牝馬路線は能力を可視化しやすく紛れにくい広いコースで競うので、ファンにも力関係が見えていることの裏返しでしょう。今年は桜花賞の1番人気が3.4倍だったので、いくらか紛れる可…