対抗には類まれなスピードが武器の馬を ヴィクトリアマイルは、荒れることを前提に考えたくなるレースだ。だが、この5年の勝ち馬を見ると、芝1600米のGI勝ち馬が4勝もしていることと、そのうちの3勝が桜花賞馬だったことを考え合わせると、そんなに簡単に結論は出せない。 実績のある馬に好調馬が加わり、いずれもが重賞ウィナーとなると迷ってしまうのは当然だが、ここ5年で3勝の桜花賞馬を素直に取り上げてみたい。そのステレンボッシュは、オークス2着、秋華賞3着、香港ヴァーズ3着から実力は本物。前走の大阪杯の大敗が気になるが、久々でテンションが高く、いつもの手応えがなかったもので、一叩きされ牝馬同士なら違う筈だ。これまで…