直線で狭い間を割って突き抜け、チャーチルダウンズCを勝ったランスオブカオス。その力強いレースぶりとは対照的に、鞍上の吉村誠之助騎手共々、これが重賞初制覇となりました。 吉村騎手は昨年の初勝利もロスなく回り、直線で進路が空くのを待つという冷静な騎乗。その勝負勘は父で、地方競馬全国リーディングに3度輝いた吉村智洋騎手(園田・姫路)に似たものを感じさせます。19歳の誠之助騎手は一体どんな青年なのでしょうか。 重賞タイトルを手にランスオブカオスと臨むNHKマイルCに向けて伺いました。 (取材・構成:大恵陽子) 継続騎乗だからこそ「馬の新たな変化に気づけた」 ──ランスオブカオスで重賞初制覇、おめでとうございます。 …