中央競馬の本場開催は、東京と京都に舞台が移り、5月4日からは7週連続でGIが行われる。従来は6週連続だったが、宝塚記念(阪神)が今年から2週前倒しされている。2025年の競走番組は、昨年は新潟で2週だけ行われていた暑熱対策のための「競走時間帯の拡大」が、中京を加えて「2場×4週」とされた点と並び、GIと前哨戦の間隔の調整が目玉の1つだった。 近年、空洞化が目立つトライアルの施行時期を早め、メンバーの質を高めるのが狙いだった。桜花賞、皐月賞を含め平地GI・5競走を消化した時点で、前哨戦の顔ぶれ、本番での活躍度について、一定の答えが出た。施策の効果はあったのか? 桜花賞の傾向は変わらず 近年の「前哨戦パッシング…