昨年、競馬界を揺るがしたスマホ事件。一昨年春までの「調整ルームへの持ち込みは可能」というルールから「持ち込み不可」へと改定後も若手騎手を中心に偽装工作をしてのスマホ持ち込みが相次ぎ、ルールに反した使用が発覚。騎乗停止処分を受けた者、自ら引退を決断した者などがいました。 そのうちの一人が永野猛蔵元騎手。スマホで外部との通信に加え、骨折休養中に親族への予想行為が判明し、自ら引退を決断しました。 彼はいま、佐賀競馬場で厩務員として働いています。なぜ縁もゆかりもなかった佐賀なのか、公正確保の問題は大丈夫なのか。彼の将来を案じた多くの方の思いと、それに応えようと、再起を目指す若者の姿がそこにはありまし…