皐月賞は血統背景も後押しに 前日からの雨が降り続き重馬場となった芝コースは、内、外の有利不利はないが、追い込みにくいコンディション。早めにスパートして、たとえ上がりはかかっても懸命に粘りこみを図った馬が上位を占める結果になった。 勝ったピコチャンブラック(父キタサンブラック)は決して重馬場巧者とは思えないフットワークながら、前回のホープフルSと同じように好位の外を追走して、今回は強気に早め先頭のスパート。外から次々と後続に被せられるような形を避けたのが正解。自身の上がりは「38秒1-13秒1」に落ち込んだが、必死に粘り込むことに成功した。 ホープフルSで揉まれて失速したのを苦い経験に、この中間、石…