血統が秘めるスピード能力が花開く 「オーシャンS」GIIIは、2024年の勝ち馬トウシンマカオ、2022年のジャンダルム、2020年のダノンスマッシュ、2019年のモズスーパーフレアが、のちにスプリンターズS、高松宮記念、香港スプリントなどGIの勝ち馬、あるいは2着馬となり、近年は古馬短距離路線の隠れた出世レースになってきた。 相手は揃ったが、成長著しい4歳オフトレイル(父Farhh ファー)に期待したい。1200mは初めてだが、初の1400mだった3走前のスワンSは上がり最速の33秒1で0秒1差。2走前の阪神C・1400mも上がり33秒2で伸びて0秒2差。本質はスプリンターにも近いスピード型であることを示し始めた。 父ファーはマイラー型だったが、その…