重賞やGI/JpnIで掲示板に入ること10回。タイトルまであと一歩続きだったタガノビューティーが昨年11月、JBCスプリントで悲願のGI/JpnI制覇を果たしました。ハナ差の大接戦を制しての勝利に、担当する桜井吉章調教助手(西園正都厩舎)は涙、涙の号泣。西園調教師も「桜井が一番泣いていたな」と笑うほどです。 そこには攻撃的ながらもレースでは真面目なタガノビューティーへの思い、そして後悔の念を抱き続ける亡き担当馬への思いがありました。種牡馬入りを控え、根岸S、フェブラリーSと挑むタガノビューティーについて伺いました。 (取材・構成:大恵陽子) エサよりも人に噛みつきたい!? ──前走・JBCスプリントでの勝利、おめでとうござい…