波乱の結末も少なくない 距離、時期などを変えてきた現在の「フェアリーS」が、1月の中山1600mになったのは第25回の2009年から。最初はのちの「桜花賞」との結びつきは乏しかったが、近年、クラシックに挑戦のスケジュールが大きく変化したのと呼応して、レースの重要性は増した。 2022年の桜花賞馬スターズオンアースはこの重賞の2着馬。2021年の桜花賞3着馬ファインルージュ、2020年の桜花賞3着馬スマイルカナは、この「フェアリーS」の勝ち馬。急速にクラシックと結びつき始めている。今年は除外馬が9頭も出た。 最近10年の勝ち馬のうち8頭が前走も芝1600m。これは重要データだが、前出ファインルージュ、2022年の勝ち馬ライラックは…