トウショウシロッコという馬を覚えているだろうか。 2003年生まれだから、今年11月に天国へと旅立ったメイショウサムソンと同期で、クラシックレース(2006年ん)は、皐月賞(9着)、菊花賞(14着)に参戦している。7歳まで走って、通算成績は45戦3勝。京成杯、セントライト記念、福島記念(2009年)、新潟記念(2010年)2着ほか、オールカマーをはじめ、GII、GIIIで3着が6回と惜しくも重賞タイトルには手が届かなかったが、長らくオープンクラスで走り、重賞戦線を賑わせていた。父はアドマイヤベガ、母スパークトウショウ、その父ニッポーテイオーという血統で、新ひだか町のトウショウ牧場の生産馬だ。 そのトウショウシロッコは競走馬を引退後…