展開が向かなかったグループは再評価が必要 朝日杯FSが関西圏に移って今年で11回目。今年のレース全体の流れは「前半48秒0-(1000m通過60秒4)-後半46秒1(上がり33秒7)」=1分34秒1。 今年は初めて京都で行われたため例年との比較は難しいが、サトノアレスが勝った2016年(前半1000m通過60秒6)に次いで2番目のスローペースだった。京都コースの方が流れは落ち着くことが多いのは確かだが、マイルのGIとすると不思議なほど珍しいレース展開だった。 スローだと大きな着差は生じないことが多いが、勝ったアドマイヤズーム(父モーリス)が後続につけた差は「2馬身半、2馬身半、2馬身…」。1番人気で5着にとどまった同じモーリス産駒のアルテヴ…