また老眼鏡を買った。今年だけで3つ目である。老眼鏡なんて、虫眼鏡をフレームにくっつけただけだからどれも同じだろうと思っていたのだが、そうではなかった。フレームの重量や柔軟性、レンズの倍率のほか、目からの距離が非常に狭い範囲でしかピントの合わないものがあるなど、しばらく使ってみないとどれが自分にフィットするのかわからないのだ。 特に、競馬新聞の馬柱を見るときなど、老眼鏡は欠かせなくなった。例えば、「競馬ブック」の馬柱で「弥生賞ディープインパクト記念」は「デプ記」と略されているのだが、裸眼では何回見ても「デブ記」にしか見えない。 「空目(そらめ)」の辞書的な意味は、「見えないのに、見えたような気…