約2年前に人気を博した小牧加矢太騎手の短期連載『加矢太論』。馬術チャンピオンから障害専門のJRAジョッキーになり3年が経とうとする今、満を持して復活します! 2024年は重賞初制覇に障害リーディング争いに加わる活躍を見せる加矢太騎手。その背景には1年目や2年目とは違った沢山の試みがありました。“異例の新人”から障害界をけん引する存在へ──知られざる進化の裏側に迫ります。 (取材・構成=不破由妃子) デビュー3年目での重賞初制覇も“親子リレー”はならず「Vサインすればよかったなぁと」 ──2022年3月、障害専門ジョッキーとして新たな人生を歩み始め、早いもので2年9カ月が経ちました。1年目が9勝、2年目が12勝、3年目…