血統背景に不足なし エリザベス女王杯には、最近10年間に2回以上3着以内に快走したリピーターが7頭いる。惜しいあと一歩の4着馬までなら9頭にも達する。理由のひとつは、中距離とも長距離ともいえる難しい距離だからだろう。 今年も挑戦するライラック(父オルフェーヴル)は2022年の2着同着馬、かつ、2023年の4着馬。もう1頭は昨年3着の4歳馬ハーパー(父ハーツクライ)。この2頭は軽視できない。リピーターの仲間入りの資格がある。 とくにライラックの記録は、2022年は阪神で0秒3差。2023年は京都での0秒3差。コースを問わない。この距離2200mはベストにも近いからだ。ひと叩きしてこのGIに出走は昨年と同じスケジュール。昨年の直前の府…