8歳馬のレース制覇は39年ぶり 2500mのレース全体の流れの前後半は「1分11秒5-(5秒8)-1分11秒7」=2分29秒0。長距離戦ではめったに出現しない、少しもバランスを失わない底力勝負のお手本のようなレースだった。東京2500mのコースレコード2分28秒2と0秒8差だけ。アルゼンチン共和国杯のレースレコードを0秒9も更新するレースレコードだった。 重賞勝ち馬の少ない低レベルの組み合わせで、平凡な結果になるのではないかと心配されていたが、高速馬場も味方したとはいえ、期待を大きく上回る好時計のきびしい内容になり、そこでベテランホースのハヤヤッコ(父キングカメハメハ)が台頭した。 ハヤヤッコは8歳馬ながら、このレース初挑戦での…