最も“GIレベル”に近いローシャムパーク 秋のビッグレースに直結する最重要なGII。だが、今年の毎日王冠は例年と異なり、GI勝ち馬(海外を含む)が1頭もいない組み合わせになった。グレード制が導入された1984年以降、実に初めてのケースだ。 頭数がそろって波乱の危険(可能性)は否定できない。ただ、必ずしもハイレベルではないからこそ、GIで互角に戦えそうな馬の上昇度や充実に期待したい。 5歳ローシャムパーク(父ハービンジャー)は、重馬場だったGI宝塚記念は5着でも、GI大阪杯2000mは58キロでクビ差の同タイムの2着。昨秋のGIIオールカマーではタイトルホルダーを差し切って勝っている。もっともGI級に近い力量を示している馬である…