コース相性がいい馬に注目 秋シーズンの中央競馬を飾るGIレース、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念の三大レースのどれに目標を定めるか。それを見極めるのがこの時期のテーマだが、毎日王冠と京都大賞典二つのGII戦は、その鍵を握るレースと言われてきた。 では、この10年はどうであったか調べてみると、毎日王冠から天皇賞(秋)に向かった馬は合計で40頭、京都大賞典からジャパンCへは延べ23頭と、確かに大きな意味を持っていることに変わりがない。 だが、前哨戦の結果がそのままGI戦に結びついているかと言うとそうではなく、特に毎日王冠にはその傾向が強い。そこから秋の天皇賞馬に上り詰めたのは10年前のスピルバーグ1頭のみで、他…