障害ジョッキーの白浜雄造騎手の奥様が、一昨年の夏の落馬から復帰を目指して奮闘する夫と家族のリアルな姿を描く連載コラム。 自宅での自主リハビリが始まって数日、雄造騎手から話しかけられた由紀子さん。口数の少ない夫から告げられたのは「悪い夢を見ている、と思っていた」「俺の人生はもう終わり」といった内容でした。 大きな怪我をした現実に直面し、吐き出されるのは辛い内容ばかり。そんな苦しむ姿を見た鬼嫁ですが、前向きに励まします。夫の“騎手”に対する赤裸々な想いを受け、掛けた言葉とは──。 「みんな死ななくてよかったって言うけど、よくないよ」 9月になり、乗馬苑でのリハビリが再開されました。JRAの職員さんで…