メイショウドトウが入院、開腹手術を行った2月23日前後は、2月にしては暖かく雪解けが進み日高方面は積雪がほぼゼロだった。だがドトウが退院した翌日には雪が降り、気温も低くなった。放牧地より面積が狭いパドックに1時間ほど放牧してから引き運動をすることもあったが、冬に逆戻りしたような状況では生えている草を食べることもできないし、硬い繊維質が結腸付近に詰まったのが疝痛の原因だったので、他の馬たちのように乾草を放牧地に置くわけにもいかない。雪が積もっているせいか、パドックで所在なさげに佇んでいる姿をよく目にした。腸の動きを良くするために、草が伸び出してくるまでは引き運動を長めに行った。 3月12日には、…