前哨戦から導く近年の好走傾向とは 春の天皇賞の魅力は、3200米という長い距離にある。もとめられるものが多く、スタミナ、緩いペースでも我慢が利く精神力、一気に流れが速くなったときに対応できる瞬発力やスピード、様々だ。 そこで重視したくなるのが、人馬の絆だ。どんな局面になろうとも人馬が一体になって打開していく力、それは、これまでのレースのみならず、普段のトレーニングを積み重ねる中でも培われる。 こうした見所の多い春の天皇賞だが、距離が長いだけに、そのポイントとなる前哨戦はいくつかに集約されるのは当然で、阪神大賞典を筆頭に、日経賞、大阪杯といったところから、前年の菊花賞や有馬記念の実績も生きてく…