牝馬の時代のきっかけをつくってきた 桜花賞はこの6年、トライアル不出走馬が勝ってきた。様々な路線からここを目指す傾向はずっと続いていて、今年の出走馬の前走は実に8レースにも及んでいて、その勝ち馬は全て顔を見せている。 この流れを作るきっかけになったのが、6年前のアーモンドアイで、2戦1勝で年を越しシンザン記念で牡馬を倒して勝ち、4戦目が桜花賞だった。ここでは、阪神JF、チューリップ賞と勝ったラッキーライラックがいてこれが一番人気で、アーモンドアイはこれを追う評価だったが、電光石火の末脚で大外一気にこれを抜き去って頂点に駆け登っていた。以後快進撃は続き、牝馬三冠制覇、天皇賞(秋)連覇、ジャパンC2勝、ド…