調教師の定年の季節がやってきました。3月3日の競馬を最後に引退する調教師のうちの一人、松永昌博調教師は「ブロンズコレクター」と呼ばれたナイスネイチャと騎手時代にコンビを組み、有馬記念3年連続3着。調教師に転身後は馬だけでなく人も育ててきました。 そうした中、2月29日かきつばた記念(JpnIII、名古屋ダート1500m)に出走のラプタスの鞍上には、なんと一番弟子の森一馬騎手の名が。そこには主戦騎手からの粋な計らいがありました。引退を控えた松永調教師の思い、そして森騎手、小沢大仁騎手の2名の弟子からの思いに迫ります。 (取材・構成:大恵陽子) 「人懐っこい馬やった」お墓参りもしたナイスネイチャ ──競馬界に47年。改めて…