年末年始は引退の知らせをよく耳にします。特に活躍馬は繁殖シーズンを前に種牡馬入りしたり、お母さんになるべく生まれ故郷に帰るなど、血を繋ぐ仕事がこれから待っています。 とはいえ、名馬の引退は寂しさを覚えるもの。前回の栗東編に続き、今回はウインマリリン、シュネルマイスター、スルーセブンシーズ、ソングライン、タイトルホルダーと、美浦所属の5頭の担当者に現役時代のエピソードをうかがいました。それぞれに忘れられない思い出とは。 (取材・構成:馬切もえ) ウインマリリン 藤井省二調教助手 思い出はたくさんありますが、いろんなところに一緒に遠征しましたね。香港、UAE、アメリカといった外国のほか、国内でも札幌に…