本日30日、デビュー3年目を前に、通算3勝のある若手騎手がニュージーランドへ修行に旅立ちます。彼の名は大久保友雅騎手、20歳。 彼が海を渡ってより厳しい環境に身を置こうと考えたきっかけは、三冠馬ナリタブライアンを管理した祖父の故・大久保正陽調教師から繋がる縁でした。「甘い世界じゃないけれど、競馬一家に生まれてこのままじゃいけない」と覚悟を決めた20歳の胸の内に迫ります。 (取材・構成:大恵陽子) 「NZで乗ってみないか?」ある日、かかってきた電話 ──30日に日本を出発し、ニュージーランドで武者修行をすることが発表されました。ビックリしたのが正直なところなのですが、きっかけは何だったんですか? 大久保 昨…